こんにちは。デジタル操作ポンコツ人間が初めてクリスタを使って絵を制作する経過報告2回目でーす。
<前回>
あまり進んでいないので迷ったんですが、このあと素材地獄に挑む予定で、作業工程としてはキリが良いので今日は影入れの話です。作業時間と進捗が全く比例せず疲弊しております。
前回まで
前回は下塗りまで終わってこんな感じです。
ここに影を入れます。普段はあまりやりませんが、ちゃんと塗る時は色そのものの濃淡と、全体に対する乗算レイヤーを使った影の2種類を行っているのでそれをクリスタでやってみます。げに恐ろしき所業。
影①:下のレイヤーでクリッピングして濃い色を載せる。
いつもなら下塗りに直で濃い色を載せるんですが、なんかもう前回のやらかしからして怖いのでマニュアルのクリッピング機能の説明に従い、下塗りしたレイヤーの上にレイヤーを重ねて「下のレイヤーでクリッピング」を選択。1トーン濃い色を乗せていきます。
全部塗り終えるとこんな感じ。
流石にレイヤー数が多くなってきたので、影を書き足すのと同時進行で部分ごとにフォルダに入れました。えっっっら。
スクショを後からしたので、前の写真の時点で線画の色調整が終わってしまっていますが、全体の影入れ終えてから想定している光源を元に顔まわりの方を重点的に線の色を塗り替えて馴染ませました。
瞳の部分はハイライトに近い目の縁の色だけ明るくするとより光って見えるなーと最近気づいたのでやっています。自由自由。
蛇足:ブラシ素材の悲劇
なんか気づいたら腰の帯とローブの縁に柄が入っていますが、これはブラシをダウンロードして使いました。
このブラシのダウンロードと登録に1番時間がかかってます。
もともと柄を入れる予定の部分だったので無料ダウンロードできるブラシを探し、
この下の方のトライバル柄を使うはずだったんですが、ダウンロードしたのにブラシとして出てこないやんけ…
ここからもうドツボにハマり、マニュアルに素材のQ&AはないのでYahooで検索。検索。検索…
ブラシと表記されているが素材扱いになっているのでブラシの先端として登録してうんぬん…という作業が必要になり、理解しきれず諦めました。
そして再度使えそうなブラシを探して見つけたのが前の写真で使っているものです。本当は民族要素が欲しかったんですが、西洋感が増してしまいました。。
影②:乗算レイヤーで透明な影入れ
これも塗りよりもその前のレイヤー設定時間を食いました。
①背景以外を全て選択する
背景以外の部分を全部一気に範囲選択したかったんですが、どうにもそれっぽい説明が載っていない……
こちらもclip studioの質問コーナーでちょっと時間をかけて探した結果、「範囲選択→範囲登録で〜」みたいな説明を見かけて試してみるけれど全く反応せず。絶望。。
これは本格的にやばいと思い始めた時にふと、サイドバーに並ぶフォルダの列を見てようやく気がつきました。
「あ、これフォルダを全部一個のさらに大きいのにぶち込んでその上からクリッピング設定のレイヤー敷けばいけるんじゃ…?」(正解)
今までの四苦八苦はなんだったんだろうな〜
普段からフォルダという概念がないとこういうときに躓くのか〜と半笑い。
②乗算レイヤーを塗る
無事に範囲が選択できたのでレイヤーの設定を乗算にし、上からグレーをバケツ塗りして光の当たる部分だけ消していきます。
髪の部分はもうちょっと右から左にかけて明暗をつけたかったので、形を整えながら、影の色も変えます。
③ハイライトともう一枚乗算を入れる
髪と瞳だけオーバーレイでハイライトを追加。
後は完全に趣味なんですが、光源が強い絵はもれなく画面全体に一枚乗算をかけたくなるので上に追加した乗算レイヤーを赤っぽいグレーで塗りつぶし。
このあたりにくると目の線の色を変えたのが効いてくるような。。
今回はここで終了。次は手元に魔法陣、背景はなんか柄か翼を入れます。
ベースはアニメ塗りに近いんですが、影を2度付けするとちょっと雰囲気が立体っぽくなるので好きです。何塗りかはよくわかりません。
自分で作成する覚悟もしていましたが無料素材が充実しているのでそれを乗っける予定。ブラシの一悶着で分かる通り操作音痴なので多分それも地獄。……生きます。